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何を比較して宅配野菜サービスを決めるのか
宅配野菜サービスを選ぶポイント
宅配野菜サービスを選ぶときの検討ポイントは、一般的に以下の順番で優先的に検討されています。
サービス開始時に重視したポイント(優先順位):
第1位:安全品質か
第2位:新鮮でおいしいか
第3位:継続できるサービス・値段であるか
そして実際、野菜宅配サービスの利用を開始したひとが言う「検討ポイント」は、意外にも以下の順番となります。
サービス開始後の重要だと感じる宅配サービスを選ぶ基準:
第1位:継続できるサービス・値段であるか
第2位:おいしいか
第3位:信頼できる品質か
宅配野菜サービスは日々の食生活に切ってもきれない関係。1番重要になってくるのはそのサービスが継続しやすいかどうか(配達日時が柔軟、注文が簡単、食材が安い)だという意見が多くなっています。この基準で改めてご自身のライフスタイルにフィットする野菜宅配サービスを選ぶと長く付き合うことができます。
どれくらいの値段が相場?宅配野菜サービスにかかるコスト
家族構成、利用方法により若干の差が生じますが、一般的に定期配送1回分の野菜セットの値段は約3,000円(1回/週)、月に約12,000円、年で約144,000円が相場と言われています。この平均予算が変動するケースでは以下のようにライフスタイルに変動があると言われます。
費用が想定以上に抑えられるとき
- 長期旅行で定期配達を一時停止したとき
- 野菜の量が食べきれず、セット内容を少なくしたとき
費用が想定以上に膨らむとき
- 野菜セット以外の食材(肉や魚、加工食品)を注文したとき
- 贈り物(プレゼント)で利用したとき
- こどものお弁当が開始になったとき
とても気になる放射線検査、「検査してます!」だけでは心配です
原発事故後に気になる放射能の農作物への影響。このことをきっかけに、野菜の宅配サービスを開始した家庭は震災後に急増しています。
しかし肝心の「放射線検査」、会社によってその検査内容に精度の違いがあるのをご存じでしょうか?また国の基準値が震災後、370Bq/kg⇒500Bq/kgにひきあげられたのはご存知でしょうか?
ここでは放射能検査に定評あるOisix(おいしっくす)の放射線検査を例に、各社の実施方法を例に比較をすることでわかりやすく放射線検査について説明します。
オイシックスは「毎日・全アイテム・流通前」検査を実施している
⇒一部抜粋のサンプル検査でないので安心かつ自社で実施しているので迅速(野菜等の鮮度が守られる)
⇒入荷検品時に「コンタミネーションモニタ」によるスクリーニング検査(1)を実施し、基準値を超過する恐れのあるものに関しては食材を細かく刻む、シンチレーションサーベイメータを(2)使用して検査を追加。さらに放射性物質が確認された場合は、放射性同位体同定システム(BNC Model940を用いて、放射性物質の種類と量(たとえば放射性セシウムなど)(3)と3ステップで慎重に確認していて安心
(1)⇒(2)⇒(3)
- 他社では全商品まで検査対象を広げられていないのが現状
- おいしっくすの基準は震災前の国の基準(370Bq/kg)
※らでぃっしゅぼーやの週か基準値は、国の基準値の1/10(自宅に届いた野菜の検査結果は、両社とも「検出されず」でした)
※ただし自社内での実施は信頼性が弱いため、定期的に外部機関での検査も実施しています
※検査の精度が正しく出ているか、その調査も合わせて実施されていてより安心です
ベビー&キッズはより厳しく精度をあげ、100Bq/kgを基準に追加検査を実施している
放射能検査の詳細が公開されていないため、単純な比較はできませんが、大地を守る会の子供たちへの安心野菜セットはオイシックスの基準よりも低く10Bq/kgとなっています。
宅配野菜サービスで失敗しない会社を選ぶには?
家族のライフスタイルにマッチするかシミレーションすること
らでぃっしゅぼーや以外の2社は、1回限りのお試しセットでしかそのサービスを体験できないため、具体的なイメージを体感できません。そこでお勧めするのが「シミレーション」をすること。具体的に以下のように想定することで、よりご自身にフィットした会社を選ぶことができ、失敗しません。
- よく使用する食材を各社の商品ページで調べ、商品注文までの流れを掴む(注文確定はしない)
- ※移動中など隙間時間を利用して注文することを想定している場合、携帯やスマートホンから操作してみる
- お試しセットで届いた内容でレシピを検討してみる
- 1回の注文量から週、月、年間の予算を大体把握する
- 野菜セット以外にも利用できる食材があるか、全ラインナップを調べてみる
筆者・監修者: 株式会社Crepas 代表取締役 牧村和慶
実際に宅配野菜サービスを複数契約して紹介しています。